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原発について

八月と九月に行った原発についての話し合いを松崎がまとめました。 テンポが今風でなくてすいません。

今私達に何ができるか、私達は何をすべきか

  ―― KJ法による――

第一に、何よりもすべてのつながりを大切にしなければならない。
人と人との命はつながっている。他人を尊敬し、また誰でも挨拶をすることで、つながりを確かめ 強める事ができる。つながり合うためには互いに笑顔でいることも 重要である。

つながりの相手は、今生きている人間とは限らない。未来の子供たちともつながっているのだ。
未来の子供達のために今の私達の生き方を考えねばならない。それには、自分も他人も同様に大切にするという 考えを基調にすべきだ。

つながりの相手は、人間のみならず、地球上の全ての存在でもある。人間は地球に対して悪いことをしないように したい。便利さを求めるがゆえに地球を汚して来た過去の生活から、 便利さを求めない生活に切り替えよう。

そして今、切実につながらねばならない相手は「福島」 だ。支援物資を送る、福島産の品物を買う、あるいは 単に遊びに行くのもよい。福島市民診療所というような、福島に必要な施設を新たに作ることも大切だろう。 それぞれの人が可能な形で「福島」に 意識を向け、「福島は私の田舎」と思える気持ちを持ちたい。

第二に 知ること、話し合うこと、伝えること、である。
原子力発電所や 放射能に関する情報が錯綜している現在、私達は正しい知識を確実に得る努力を 続ける必要があるだろう。マスコミから流される情報は 鵜呑みにしない。正確な知識を持っている人の 話を聴く。学校教育の場でも科学的な正しい情報が生徒に伝えられるようにする。できれば原子力発電所 そのものを、むりなら研究施設などで実物を見てみる。印刷物やインターネットによる以外にも出来るだけ幅広く 知識を得るようにしたい。

特に重要なのは、話し合いの場をいろいろな形でたくさん作ることだ。例えば、音楽、文芸などの形で 原発への思いを発信する。「脱原発」を デザインしたカンバッチその他のグッズを作って売ったりするのもいい だろう。さらにもっと直接的、かつ大規模に、原発反対の署名、集会、デモなどを行い、広範囲に 「脱原発」を訴え続けよう。また、以上のことを実行する上で、インターネットが有効な手段であるのは 言うまでもない。

第三には、社会自体を原発のいらない社会に変えてゆくことである。
原発が資本主義の産物であるのは言うまでもないことで、従って資本主義を脱することが原発を脱する 確実な道になるのも明らかだ。それには、人々が「金」中心の思想から離れること、又、第一次産業を 基本とする自給自足の社会を作る事だ。

又、太陽光や地熱など、自然エネルギーを中心とする社会にすることも、「脱原発」には欠かせない。

原発を減らす有力な方法として、原発への姿勢に応じて企業を評価し、例えば原発に関連する企業の 製品を買わないとか、逆に反原発の姿勢を示す企業の製品を買うといった方法も考えてよい。

第四に、、今、現実に日本列島を汚染してしまっている放射能の害から身を守るための方策が必要である。
現在行われている除染、避難だけでなく、もっと直接的に、放射能を無毒化したい。そのために公的予算を 使う。または企業が投資することを求めたい。又、食品による内部被爆を防ぐために、食品の放射線量 表示のルールを早急に作るべきだ。

放射能を無毒化するのは、現在のところ、技術的に不可能といえるほどに困難なので、それが実現するように 「祈る」こと、あるいは実現した世界を「イメージ」することもあっていい。

最後に、人と人との繋がりを濃密に残し、助け合いを基本とする自給自足的社会をもかなり維持している 「東北」から知恵を学ぶための場、「東北学校」のようなものも作りたい。

文責:松崎好男


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