皐月のつぶやき

「人間が抱える様々な問題の根源は、人間の意識が
現実をあるがままに捉えることができないこと、
すなわち何かを見て、それに解釈を加えようとすると、偏見と先入観に左右されてしまい、
自我を事物の中心に据えた誤った世界像に合わせてしまうことにある」

これは全くそうだ!と思った。

これはトマス・マートンというフランス系アメリカ人、トラピスト修道院司祭の言葉である。
彼は東洋の思想、宗教とのかかわりが深く、その意味で私自身の課題と重なるので関心を持っていた。

孤立した自己という錯覚をかなぐり捨てる回心、その意識の大変革が必要であるということで
仏教とキリスト教が一致している、とマートンが言う。

”自我を事物の中心に据えた誤った世界像”というのは恐ろしく自分に近いものだ、と
つい感じたばかりの事だったのだ。
頭で分かっていても・・・云々、という事をよく言う。分かっているのではなくて知識として知っているだけ
なのだ。自分を見るに,少々距離をとり客観視すれば見えるものは見える。
しかし分かるかといえば分かっていないことが多い。そしてある時に、はっと気がつく。

例えば家族との関係性。
どれ程恥じ入ることよ、相手ではなくて私なのだ、態度を改めるべきは!

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