5月26日

歩き始めて40日がたった。寒くて食欲もないままペンションのベッドに座っている私。私の40日はなんだったのか?なんでもなかった、なにもなかった。今私は夕方5時のバスに乗るためにじっと待っているだけ。無為、孤独。村の真ん中へゆく。バールの窓から外を眺めていると、霧雨の中雨具をつけて巡礼者がぞろぞろどんどん歩いてゆく。私はあんなに元気ではなくバスを使うのです。私は弱いのです。精神的にも軟弱であり安逸に流れ贅沢なのです。私はどんどん心を閉じて何もできないのです。小さくて弱くて力失せて。

小さな教会は横の扉が道路に面していて開いたままになっている。ちょっと座りに行く。40日目、意味深なこの日に神様は私に私の弱さを示してくださるのか。こんなに弱いのか… どうしよう…  どうしたらいいの… …今は…それを…受け止めよう、としか言えない。

40日目に私は『ばおばぶ』の良さにも目覚めている。スペインのカフェコンレチェは美味しい。しかし『ばおばぶ』のカフェオレの方が絶対に美味しい。『ばおばぶ』の精神性、優しさは個性だ。『ばおばぶ』の場を大切にしなければとしみじみと思った。