レオン行きのバスを待っていたらかなりの人たちが停留所にいた。意外と沢山の人がバスを利用しているんだ、と気落ちしたぐらい。寒気と気持ち悪さと頭痛で最低。
バスで一気にレオンに着いた。レオンは大きな街だ。都会だ。ヴェネディクト修道院の宿は部屋が初めて男女別だ。うれしい。地下室で殺風景ではあるがかまわない。
外で日向ぼっこをしている時韓国人の女の子と知り合った。スンジンという。身体が弱くてここに留まっていると。昨日のチェコの人、おとといのドイツの人、ここ何度か会っているカナダの夫婦等知った顔が沢山いる。
あまり寒いのでフリースの上着を買った。
昨日よりはましだがまだ頭がいたい。ここにもう一日留まることにした。女達だけの部屋がありがたい。気が休まる。スンジンと街に出た。ミサに参列のためレオンの大聖堂に行く。すごい大きさだ。中に入ってびっくりしたのはそのステンドグラスの美しさだ。天高く広がりステンドグラスの大きな森の中にいるようだ。ため息が出た。
大聖堂から古い町並みの石畳を散歩していると学校へ行く子供達がいる。これが通学路なのか!とある種の感動。彼らの感性はきっと私とは違うんだろうなと実感。
ガウディの建物がある。彼にしては大人しいが洒落ている。銀行所有になり一階部分しか入れないのは残念だ。
都会風のカフェに入る。スンジンと話し込む。彼女の長い話。つらかった子供のころから今に至る話。私も娘のことを話す。私達は涙のうちに友情を結び、母と娘となった。
彼女の話ですごく素敵だったところ:このカミーノに行くかどうか決定できなかった時、ある人に相談したら神様に聞きなさい、お祈りしなさい、といわれたそうだ。そうしたら夢を見た・・・彼女の親指の爪に片方には太陽、片方には星の絵をピカソが描いてくれた!と。
昼ごはんはアルベルゲで簡単に済ませたので夕食はスンジンお勧めのレストランへ行った。ほかに韓国人5人とイギリス人と南アフリカ人と一緒に。美味しく楽しかった。韓国人は韓国語で盛り上がっていたので私はイギリス人、南アフリカ人相手にいっぱいしゃべって頭痛がとれた。