5月12日

ベルシアノス 16.5km 元司教館とかいう建物。ハンガリー人のお姉さんがホスピタレーラ。つなぎのジーンズとか愛想の良さとかが違和感に満ちている。もう一人いる親父も一見知的な感じをさせるが事務所に出入りのたびに鍵をかけてるむっつり野郎で気に食わない。この家は見かけだけで設備は最低だ。同宿の巡礼者も今日はみな気に食わない。何もかもくそ食らえだ。長い午後の無為の倦怠感にとらわれる。

みなで一斉に取る食事の前に歌を歌わされた(ハンガリーのあのお姉さんが自分の歌を最後に聞かせたいがためかと後で勘ぐる)スペイン、フランスの次ぐらいにハポンだって!『夕焼け小焼け』を風邪でかすれた声で歌った。途中で歌詞があやふやになったけど、誰も日本語が分からないから適当に終わらせた。でもステキな歌だと後で褒めてくれた人がふたりいた。少しの救い。