4月15日

巡礼の出発地、サン・ジャン・ピエ・ド・ポオ駅に着く。何の案内もなく静かな住宅街。汽車を降りた巡礼者たちと共に古い街のある中心のほうへ向かい巡礼事務所を探した。路に面してない奥の建物で分かりにくい。並んで登録をして巡礼パスポートと資料をいただく。街の狭い通りにはこじんまりとお土産屋が何軒か並んでいた。下にきれいな水がとうとうと流れている橋を渡りいよいよ道が始まる。

乗換駅で英語もフランス語も分からなくて困っていたデュッセルドルフからの老夫婦(パリでみかけた)といっしょに歩き始める。来る前にあちこちたくさん歩いてトレーニングをしてきたらしい。農業なので今は暇な時期とか。信じられないがサンダル履きだ。これが一番だと。8km先のオリソン巡礼宿まできつい登り。休憩でデュッセルドルフ製の菓子パンの甘さが元気をくれた。もうこの道にそんな宿はないのではないか、と絶望がよぎった頃、角を曲がったら山小屋が見えた。

フランス側の山並みがパノラマのように拡がる宿のテラスでカナダのケベックから来たというマリーとリリーと仲良しになる。彼らの友人に私に似た感じの人がいるらしい。少し年下で”山椒は小粒・・・”の感じ。