ばおはい
『ばおはい』2010.06.15第40回みなさんの作品
第40回2010年6月15日の作品をご披露いたします。
梅雨にしては明るい日差しの午後
皆の句を味わう、という事をメインにしてじっくりと楽しみました。
河童さんという新しい方も加わりました。
皆でわいわいと『この方がよいんじゃない』と言い合っているうちに
自分の句が 人の意見を入れたが故に、自分の思いをより良く現すようになってびっくり、という
事が起こりました。合作でも私の句だといえるうれしさです。
参加者: 桃古、熊、さくら、くちお、しょうこ、よもぎ、有希、夢追い人、河童、ざくろ
- 桃古
- 鉄線のせつなく咲くや門の隅
- 冷奴あしたのことは明日の事
- 目にうつるもの紫陽花のほかになし
- 母死して六月の空紺碧に
- 熊
- 紫陽花や灯台すでに三代目
- 夏至の日やカレー屋の旗嚇(かがや)きて
- 梅雨ごもりヨブ記のヨブになりきりて
- 梅雨めきてからっぽなるやコアラ館
- 夏至の日や白夜の国は火のまつり
- さくら
- 新緑の葉が輝ける夜の雨
- ゆるやかな流れに入りて太公望 (相模川の鮎つり)
- くちお
- 高千穂に人集まりたる山開き
- しょうこ
- 我の手が動いて落ちる我が身体 (手が動くようになってベッドから落ちてしまうそうです)
- よもぎ
- ホトトギス夕暮れの街バスも往く
- 初夏の青木陰も水面も風まかせ
- 庭仕事休む瞳(まなこ)に七変化
- たそがれてほたるぶくろに蛍こい
- 梅漬ける遠きおもかげかけめぐる
- 有希
- 草笛でドリカムを吹く粋な人
- 商店街バナナを買って帰る夜
- 糸とんぼ遠い記憶の友のこと
- 不機嫌な人妻が飲むラムネ哉
- 嘘つきが無言で眺む遠花火
- 夢追い人
- 浜辺には浅蜊採りする人ばかり
- ランニング夏の陽ギラリ追いかける
- 草むしる母の背を見て安堵する
- 夏の夜の眠り許さぬ百足虫かな
- 蛇出でて散歩の途中運祈る
- 夏が来て崖一面に藤の花
- 五月雨に聞きたくもなしあの恋人の声
- 思い出す五月雨の中まちぼうけ
- 新じゃがを食らいて美味し生ビール
- 河童
- やつがれに釣られて悔し痩せガレイ
- 二人して連れもて行こら共白髪
- 絵の具色恋路の色と色は色
- 波切って帆はらませし疾風かな
- 夕凪に渚さまよう浜千鳥
- 山の端にかかる夕陽にぞ神の見ゆ
- 絵空事真実(ほんもの)求め嘘を描き
- ざくろ
- れんげの野踏みしだく裾そぼぬれつ
- どくだみの拡がりており空き屋敷
- 生まれ日やしみじみ嬉し薫る風
- 朝空はつつじに燃えて夏至近し
