ばおはい
『ばおはい』2010.06.08第39回みなさんの作品
第37回2010年6月8日の作品をご披露いたします。
雨が降りそうで降らない、赤芽の葉が大きくなり緑濃く、
北側に植えたはずの黒竹が南側にヒョンヒョン伸びだしている、午後のばおばぶ。
五七五、七七の言葉のモードになかなか入りきれなかったわたし。
今日は「出勝繰り」という方法でやるといわれ、それは四句の一塊を
違う人が作る、つまり一句採られた人は休めるのだが、できないと追い込められてしまう。
苦しくてパスしたりもありましたが 何とかついてみました。
前句に寄り添うように、その人がさあ何をするだろうか、自然、幻想に走りすぎれば
現実に戻し、重くなれば軽く、しかし都会に咲く花の後にはあまりかけ離れずにというように、
前句をしっかり味わうというところから次の句がでてくる、ということでした。
挙句は明るく軽く、祝言をいわうように。
| 梅雨めくや竹林の影黒き増す | 熊 | 発句 |
| 切子の碗の冷茶一杯(ひとつき) | 桃古 | |
| 縁側より小(ち)さき庭下駄つっかけて | ざくろ | |
| すすきの原に兎はねたり | 夢追人 | |
| 月光にくっきり映る人の群れ | 夢追人 | 月の上座 |
| 今日の稼ぎの秋刀魚かみしむ | 桃古 | 現実に戻す |
| ジョギングは坂の上なる礼拝堂 | 熊 | |
| 初恋の人出会いし不運 | ざくろ | |
| いさかいの果てはぬれたるほつれ髪 | 桃古 | 恋の定座 |
| 冬至風呂より嬰(やや)飛び出して | 熊 | 恋離れ |
| 明かき月冷たく池に浮かびをる | ざくろ | 冬の月 |
| 俳句読まんとあらたまの年 | 夢追人 | |
| 禅寺の古木に夢を占いし | 桃古 | |
| 言の葉つむぐ心のゆらぎ | ざくろ | |
| 初蝶に能楽堂の鏡板 | 熊 | |
| ビルの谷間のなずなはこべら | 桃古 | 花前 |
| 堀の端花ふぶく中歩みゆく | ざくろ | 花 の定座 |
| 鳥の声きく春の野あそび | 熊 | 挙句 |
ばおはい|
