ばおはい
『ばおはい』2010.05.18第38回みなさんの作品
第38回2010年5月18日の作品をご披露いたします。
五月のばおはいです。
薫風というにはちょっと強い風がふいていました。
春とも夏ともいえぬ心地よいそんな日でした。
心の置き所、身体の調子が多少乱れても(若干参ってる者がおりました)
俳句に集中する作業は皆々によきことでありました。
参加者: 桃古、熊、さくら、くちお、しょうこ、よもぎ、有希、夢追い人、ライラック、ざくろ
- 桃古
- 藤花三句
- 舞人のたもともゆれよ藤の花
- 弁天の白き肌(はだへ)よ藤の花
- 闇にとけて藤の花房ささめごと
- 春めきてはや夏めきて水の音
- 残り香や山路に落ちし桐の花
- みずうけてむねをそらせるわかばかな
- 熊
- 新茶汲む京の老舗の菓子と来て
- 聖五月養女となりし猫のいて
- 颯爽とペダル踏み込むサングラス
- 娘等の三社祭りや京急線
- けもの道そま道もあり新樹海
- さくら
- 手折り居て母と愛でるは母子草
- 五月雨や傘差す人の手に豆腐
- 構内にひっそり休むもんき蝶
- 待合所落ちて正座の赤トマト
- 飛行機が着陸したる茶畑に
- たんぽぽの綿毛のじゅうたん通勤路
- そばえ降る何処へ狐の嫁御寮
- くちお
- 携帯電話悪戦苦闘の我のあり
- しょうこ
- 新緑の小枝に雀一二三
- 摘み取りし娘の手より母子草
- 野いちご実こいをパクッちしんみろかい(鹿児島弁)
- 窓景色みどりこくなり麗しき
- よもぎ
- 風薫る山また山の鹿野山
- まっすぐなまなざしあればこもれびに 心を結ぶあなたのもとに(短歌)
- 有希
- 紫陽花や猫と出逢いし小雨の日
- 焼きそばパン食べた放課後聖五月
- スーパーに初物の枇杷行儀良く
- 皐月風街ゆく人の急ぎ足
- 自転車で行くギャラリーや若葉風
- 夢追い人
- 別れ霜冬物片し首すくめ
- 淡々と唯淡々と立夏待つ
- 野仏に誰手向けるや木春菊(マーガレット)
- 五月雨やコーヒーの香に誘われて
- ハイキング牡丹愛でたし建長寺
- ハイキング行くてけわしき谷戸の夏
- 新緑の目に焼きついて峠中
- ひ弱さを押す手に肉刺や芝刈り機
- 母の日にあらためて知る老いの意味
- クロアゲハ舞いて連想未亡人
- 舞うアゲハ滾る(たぎる)想いそして空
- 亡き父のアルバム見つけ辿る夏
- 波乗りを眺めドライブ老いを知る
- 切り株に若葉見つけし八幡宮
- 薫風が運ぶ磯の香サザエ美味
- ライラック
- 衣替え七分丈から五分丈に
- ふりむくとジャスミンの香呼びとめる
- たんぽぽの綿毛を飛ばす小さき風よ
- ざくろ
- カフェに女多くなりたる皐月かな
- じゃすみんのむっと薫りて中也の詩
- 子のために何できるかと皐月闇
- 母娘ビールで午後のカフェテラス
- 母の日やひとり牛乳風呂たてる
- 柿若葉女二人の土あそび
- 桃山の伊賀の器や青嵐
- ポピーの野瞑想三昧蝶一羽
- 休み明けよごれちまった春の浜
