ばおはい
『ばおはい』2010.04.20第36回みなさんの作品
第36回2010年4月20日の作品をご披露いたします。
やっと春らしい日でした。 しっとりとした雨を音で感じながらよきひと時を過ごせました。 皆様の句に感謝。
参加者: くま、さくら、よもぎ、夢追い人、ざくろ
投稿者: 桃古、有希、紅バラ
- 桃古
- 花冷えや雲にうつりし雲のかげ
- 終バスを下りし所や山桜
- イギリスの昔の人と花を待つ
- 花いかだ友また一人遠ざかる
- あたたかき肌をあはすや花と風
- 歌う人黙(もだ)してしだれ桜ちる
- 過ぎしものみなうつくしき桜かな
- 潮の香や浄土の寺のあたたかき
- 菜の花の雨にうたるる姿あり
- 雉なくや夢に野山のたそがるる
- 春風に巡礼ジェルソミーナのごとくをり
- 熊
- 桜蕊(しべ)降る中庭の木椅子かな
- 蛇穴を出ずエデンの園を探しけり
- 雨上がるぶなの林の新樹光
- 熊の絵の薬袋や雪解風
- 京劇の数多の面や朧月
- さくら
- 春空に心新たな決意かな
- 花散りし宴のあとの雪化粧
- くちお
- 夏立つや日の出早まる高千穂嶺
- しょうこ
- 足元の布一枚のあたたかさ
- よもぎ
- 天川村しだれ桜のゆうらゆら
- 桜散る朝の散歩の畝傍山
- 流れ雲元気ですよと梅の実が
- 花の雨天女が仄かに息をする
- あおによし奈良の桜に雨がふる
- 有希
- 歳時記を買った帰りの花時雨
- 初蝶が犬の尻尾に戯れる
- オムライス食した午後や木の芽風
- ぶらんこが似合いそうなは哲学者
- しずかなる黄金週間在京す
- 夢追い人
- 舞い降りし白鳩の様白木蓮
- 連翹の咲き誇りしや通い道
- 鶯の初鳴き聞きて心美し
- 庭隅に聖母のように馬蹄蓮(カラー)
- 道端に見つけし可憐都忘れ
- 待合室マスクの多さに春を知り
- 黄砂降り朝霞かと見粉えり
- 三部咲き友誘うも憚れリ
- 見上ぐれば花満開と青い空
- お花見と缶ビール開け心地よし
- 三渓園花の名知らず悔いる春
- はらはらと散る花びらに無情知る
- 花冷えに甘酒飲みて暖をとり
- 狂い咲き五月の花に春の雪
- 紅バラ
- 椿咲く金沢八景連歌せり
- 花冷えに句会の帰り酒少し
- バイオリン奏でる孫よ復活祭
- 新宿のビル群消える昼霞
- 散る桜ひとかたまりに神田川
- 花散って大川(隅田川)辺りへ流れゆく
- ざくろ
- 山桜舞い狂う夢覚めぬ朝
- あさまだき春雨けぶる恋の島(八景島)
- 老犬の花を見上げる日和かな
- 降る花の中の庭にて浮世かな
- 日暮るるやねやに入りくる花の精
- 散華楽おいでください春風と
