ばおはい
『ばおはい』2007.11.20第9回みなさんの作品
第9回2007年11月20日の作品をご披露いたします。
秋が深まり詩心も深まり
それぞれに生きている仲間のわれわれ
それぞれに歌っています。
*印は皆で決めた一番良いと思う作品です。
- 《鴨》さんの作品
- 秋の陽にねことあの子の影ぼうし *
- 木枯らしの夜はホットココアを飲む
- パンを焼くにおいも冷たし冬の朝
- 《桜草》さんの作品
- いちはやく紅葉どこに雪景色 *
- ナナカマド街路地染める美しさ
- 上は雪下は紅葉朝日岳
- さいはての夕日かがやく地平線
- 目の前にいけぬむなしさ礼文島
- 秋晴れに孫の誕生あかりかな
- 《野笛》さんの作品
- 葡萄むき一粒ごとに溜息も捨て
- 赤茶黄葉フロント硝子に貼り絵する
- 比叡山般若心経しんしんと
- 灼熱をすいこむ紅葉三千院 *
- 《YORIKO》さんの作品
- さむいさむい まだ秋なのにもうさむい
むすめたち あなたはあなたのそのままで愛されるひとなんだよ
おかあちゃんはいつでもあなたたちを愛しています
あなたたち お花のようにそだって欲しかったの
だからあなたたちのおなまえはお花のなまえなの
蓮ちゃんはたとえ泥の中で産まれたとしても
天にむかって 空に向かって 気高く強く茎を伸ばしきれいな花を咲かせる
そしておとうちゃんとおかあちゃんの
ながいながいアジアの旅の末におかあちゃんのおなかの中に
やって来てくれたたいせつないのち
アジアを想わせる花
それが蓮ちゃんのおなまえ
おかあちゃんのだいすきな
インドやバリで見た綺麗な花
それが蓮ちゃんのおなまえ
日向ちゃん
だれもがかおをほころばせ『あったかい』そういいあい
みんながつどい いいにおいに みんながしあわせ
そんな陽だまりのような そんなやさしいあなたになってほしくて
ひまわりのように
おひさまにむかって まっすぐ伸びる
そんなつよいあなたになってほしくて * - 《紗城》さんの作品
- 満月に祈りをこめて手を合わす
心と体が痛い痛い昨日きみからの痛み、
今さら感じてる 心と体が痛い痛い苦しみ飲み込み
ため息ひとつ 僕は道を見失う 心と体が痛い痛い
君の横縫い寄り添うて寝息数える夜の事
これが私のしあわせなんだ 心と体がじんわり涙
きれいなものは 時には残酷な色をして輝き散る
急に現れたり消え去ったり
僕の心にはふたつある あのひかり天を向くのと地を向くの
どちらも同時に輝いて僕を
引っ張り引き裂いていく どちらにどちらに…
ああ僕は人間じゃない、とそうなればそうなってしまえば
信じていた事が勝手に消える
何がいったいどうなっているの…誰も何も教えてくれてなんかくれない
この手で掴み取るまでは あぁ…人間になりたい人間になりたい
私知っているんだよ 愛されてること だってだってね
みんなに会うと私もみんなも 笑顔満開
私本当に幸せなんだよ ありがとうって心から言えるようになったんだ
私やっと気がついたんだよ
お父さんお母さん本当に愛し合ってるんだって家族を沢山愛して るんだってこと
だから帰りの電車は泣きっぱなしだったよ
ありがとうって今なら言える ごめんなさいって今なら言える
愛して産んでくれたんだから 今素直に思える…ありがとう ありがとう * - 《ぐらなだ》さんの作品
- 娘逝き夫も逝きて月と我
- えんじぇるに秋陽射し入る娘の忌
- 古き椅子よみがえり君もそこに居り
- 息子らの歩みにほっと秋深し
- 子に曳かれ月冴え冴えと道続く *
- 出席者:
- 鴨、桜草、野笛、YORIKO、紗城、ぐらなだ
