『ばおはい』第137回(ばおれん)

二千十六年十二月二十日 俳諧の連歌

三十六歌仙を9人フルメンバーで5時間ほど。そのあとはクリスマス会をおこな
いました。

来年からは隔月に挟まっていた俳句だけの会に半歌仙を加えることにしました。

つまり毎月第四火曜日は 連句を行うことになりました。

松崎さんのご指導のもと めきめきと腕を上げてきた皆様のご希望、

つまり、連句は楽しいのです。

座の文学はこれしかないでしょう、

その場での生の言葉のやりとりです、

それも様々な掟の上に成り立ったところの遊びの世界です。

澄み渡る浅葱の空よ十二月 みゆう
芋を隠して焚き火する夕 じょあん
どんぐりの独楽を回すのの諦めて 甘猫
黄金に染まる公孫樹の並木 夢追い人
生まれるは満月の夜大海亀 ざくろ
歩く砂浜貝殻ひろう さくら
思い出の昔の手紙取り出して 桃古
ストーカーにてあの人はどこ きんべ
はじまりは小指と小指からませる じょあん
毛糸解いて腹巻を編む みゆう
凍て月に映しだされし人の群れ 夢追い人
響きわたれる教会の鐘 甘猫
川沿いの花火仰いで乾杯す さくら
病ばかりのお茶飲み話 ざくろ
終活に閻魔大王見にゆきて きんべ
雲雀のあがる房州の旅 桃古
花吹雪舞い散るいすみ鉄道に よもぎ
入学式の親子三人 じょあん
遠足の写真撮りますハイチーズ みゆう
かまどの上に焼きもろこしを
大箱の琥珀に眠る龍の爪
別れ話でラーメン食べる さくら
ゆらゆらと心傾く日暮れ時 ざくろ
今日の議会の答弁を読む
バンダナの緑色なる十三夜 じょ
会社を潰しサンマを喰らう きん
大道芸投げ銭濡らす秋の雨 みゆう
お迎えに来る黒塗り車
オスプレイ島の平和をかき乱す
現実哀しホモサピエンス ざくろ
陽のあたる遺跡の前に佇んで さくら
カレーライスのじゃが芋煮える じょ
遠くから聞こえて来たる山の音
トンネル抜けて鉄橋わたる
受験生念願かない花が咲く
気球でさがす春の訪れ