『ばおはい』第121回(ばおれん)

爽やかな秋口の日でした。
ばおばぶの入口の萩の花が咲き始めています。
練習のため、有志で三十六歌仙を巻いてみました。
人数が少ないせいかあるいは名残以降のワインのせいか、
四時間ぐらいで仕上がりました。

二千十五年九月十五日 俳諧の連歌

萩の風歌ってみたいアヴェマリア ざくろ
秋の祭りにはげむ笛の音 桃古
月影で団子頬張る子等のいて 夢追い人
小舟の浮かぶ山奥の沼 甘猫
手ぬぐいで猟銃磨く板敷に
大きな壺の藍かきまわす
上手より出てたる舞妓すりあしで
ほろ酔い気分心もはずむ
後ろ向きつぶやく言葉部屋の隅
嵐の夜の王の振る舞い
気が付けば異議を唱える人ばかり
三尺寝する白黒の猫
まっすぐな松を照らした夏の月
アケビの篭で買い物に出る
キューバ産葉巻の煙モクモクと
春日を浴びて足の爪切る
花びらのごはんをたべるゴザの上
雲雀の声のおちてくるまま
喘息の子供に絵本読み聞かせ
クマのプーさんはちみつたべる
犬ぞりの明日の泊まりは北極か
宇宙人から暗号もらう
バオバブの幹のほこらに篭る夜
太鼓の音で今日は恋する
ここにいて最終便にのせないわ
しらじらあける空をみつめて
火の山の噴火の報を一面に
DNAで安否確認
かぐや姫迎える月の明るさよ
古城の庭の紫式部
秋出水石笛をふく見張り番
美術館へと日曜の午後
税金を削る手立てをひねり出す
緑の館赤子の眠る
愛と夢花の筏にたくす朝
のっこみ鮒を待てば楽しき