『ばおはい』第120回(ばおれん)

あのすごかった暑さが去ってホッとする、という以上に、冷えさえ感じる午後でした。三十六歌仙を一時より六時まで、そして宴は夜の更けるまで・・・

来月のばおはいですが、29日(火)に変更です。
お月見もしましょう。月の句を一句お持ちください。よろしくどうぞ。

そして15日(火)13:00に熱心さのあまり、連句の会を行います。やりたい人だけで構いません。いつだってそうですけどね・・・
連句は、いや、なんでも、やってナンボの世界です。芭蕉の残してくれた、ひょっとしたら言葉遊びとしては世界最高の面白さを持つこの遊びですから。

二千十五年葉月二十五日 俳諧の連歌

うたたねのさむればひとりキリギリス 桃古
山の向こうにまた秋の山 甘猫
浜駆ける子供ら月を追いかけて ざくろ
はねるうさぎに踊る猫たち 夢追い人
見習いの大工に頼んだ書見台 甘猫
古長屋にて寒さにふるえ きんべ
大晦日話の種をふところに 桃古
いばらの中に眠る姫様 ざくろ
馳せ参ずたとえこの身は滅びても 夢追い人
雲は流れるさすらいの旅 じょあん
復興の町で再会ヴォランティア よもぎ
キャンプファイヤー飲む酒楽し きんべ
次々とさざ波壊す夏の月 甘猫
古き都に観音を置く 桃古
砂漠にはイスラム兵の勇姿あり ざくろ
鳥のさえずり心春めく 夢追い人
壁ドンのまなこに映る花吹雪 じょあん
川の土手道よもぎ摘みする よもぎ
患いし右腕の肘また痛み 桃古
サイレン鳴らし消防車ゆく 甘猫
山あいに小さき家のひしめきて 夢追い人
エーゲの海の白き帆船 ざくろ
最果ての港町にはオリオン座 よもぎ
買い手の顔を思い浮かべる きんべ
秋澄みて庭師の鋏ザクザクと じょあん
社は巫女の衣冷ややか 桃古
月下には下駄の音のみ響きたる 夢追い人
写真に写るこの人は誰 甘猫
カルカッタ光と闇と炎ゆる日々 ざくろ
大草原に少女が笑う よもぎ
冬の日々鼻垂れ小僧風邪ひきて きんべ
二人しているブルトレの部屋 じょあん
土産には竹人形を買い求め 桃古
縁側で出すみたらし団子 甘猫
かなしみは花舞う空の薄い色 ざくろ
雲雀たからか歌詠みあそぶ よもぎ