『ばおはい』第116回(ばおれん)

いつものような半歌仙ではなく、三十六歌仙を巻きました。
新しいお客様でありメンバーになるであろう みゆうさん も加わり、
春の昼下がり夕刻まで優雅な時間を過ごしました。
今月は桃古さんとよもぎさんの誕生会も兼ねて、夜も更けました。
最後に誕生句です。

二千十五年卯月二十八日 俳諧の連歌

たうたうと光る楓の若葉かな 桃古
峠の茶屋のクリームソーダ 甘猫
野良仕事蚊柱の中のたうちて 夢追い人
汽車の窓からハンケチをふる ざくろ
雲間には雲の形の昼の月 みゆう
濃い紫がはやるこの秋 桃古
女郎花ダイヤモンドに目がくらみ 甘猫
我を忘れて着信を待つ 夢追い人
うるさきはオヤジの小言春惜しむ じょあん
うっとり沈む亀の鳴き声 ざくろ
あいうえおつくしんぼうがあくびする みゆう
ヨットハーバー船首のマリア 甘猫
ギヤマンのガラスに満たす強い酒 桃古
寒月光にみんな寅年 じょあん
年の瀬に寺の小僧が庭を掃く 夢追い人
すずめ群れ飛ぶ市場の裏手 ざくろ
銭湯が消えて空き地の花あかり みゆう
雪柳にもふれし細指 桃古
春眠の一糸まとわぬ美しさ 甘猫
今宵限りと思いたくなし 夢追い人
十六夜にためらう君の忍び足 じょあん
くるみころがるパリの安宿 ざくろ
夕刻のすすきの原に女立つ さくら
つかみ合いする土方と詩人 桃古
洋モクを取り替えっこする高校生 甘猫
山が怒りて人逃げ惑う 夢追い人
タンポポの綿毛飛んでる交差点 じょあん
春の頭痛に薬ごっくん さくら
木の芽時猫の目をして黄色着る ざくろ
納豆スパに醤油をかけて みゆう
年金を頼みにしたる老婦人 桃古
世界一周百日の旅 甘猫
海ゆけば白い街並みエーゲ海 夢追い人
縄文土器のかけらをつなぐ じょあん
来年はこの花のごと受験生 さくら
鶯とゆくせせらぎの道 ざくろ

誕生句: