皐月のささやき

カフェギャラリーばおばぶに於いて、デレビドラマの撮影が行われた。
今日本テレビで放映中の「世界で一番むつかしい恋」というドラマの一シーンだ。
横浜が舞台のドラマだという事で、たまたま見つけてもらって選ばれてようだ。
お見えになるのが、ヒロイン役の波留さん、彼女はNHKの朝ドラで人気の人、と
ベテランの美穂純さんとか。嵐の大野くんとかが相手役だけど、今回は
お見えにならない。

撮影スタッフは30人ほど見えていた。皆ほとんど目立たないような
黒いダウン姿で黒子のように動く。
女優さんのお二人も同じように目立たない服装で入ってこられた。
オーラがあるとかいうより、いかに目立たないように隠してくるか、なのかしら。

まだ寒い日だったので、ストーヴはつけてあったのだが、
ガススト-ヴは音がうるさい、石油ストーヴはぶつかったら危ない、と
いうことで、二つともなし。ずっと座ったきりの女優さんのおふたりが
一番寒かったろうと思う。合間合間にひざ掛けや肩掛けをスタッフが
手早くかけていた。

テラスに接した一隅に私の大好きなフランス製の骨董のテーブルを使っている。
寄木細工だ。このテーブルが選ばれて、真ん中辺にずらせて、お二人の場となった。
会話が始まる。
ほんの数分のシーンなんだけど二時間近く、ああでもない、こうでもないと
様々な条件で撮り直しをしていた。総監督は外で映像を見ながらマイクで指示、
助監督と2名のカメラマンが中で撮っている。、
多分光線や角度や何やらカニやらの条件を変えて、のことなのだろうか。
決して失敗の無いように、何度も何度も繰り返さなくてはならないその
セリフを聞いていて、聞いている方が辛くなる程なのに、演じる機械のように
淡々とそれをこなしている彼女らの能力に感心した。

私は4・5回ほどコーヒーを入れさせていただいた。
彼女らの前で、常に湯気を立ててなければならないので、
合間合間にはスタッフが、ラップをかけていたけれども、長時間は湯気がもたない。

うちのコーヒーカップは抹茶茶碗のようなもので、独特なのだが、それを使ってくださった。
窓にはめてあるステンドグラスも美しく映えていたし、テラスの外の竹の林も見えていたし、
ウチの店をご存知の方には、ああ~あの店だ、とすぐお分かりになると思うが・・・