ばおばぶ寄席を終えて

本日 ばおばぶ寄席で 瀧川鯉丸さんの落語会が行なわれた。

お話は大きいのが二つ、「与太郎のかぼちゃ売り?」と「番町皿屋敷」、小さいのがいくつかでそれぞれ面白く笑わせていただいたけど、 何が一番面白かったって、落語というもののあり方、というか、落語会がこんなに自由なもんなんだ、という”何の役にも立たん”すばらしい世界の発見だった。古い世界なんだろうとどこかで思っていた私がいたのだけど、確かに古い世界なんだけど、そこにはすごい新しさがある、という発見。世の中の隙間をするりするりと自由自在にぬける極意かなあ。クソ真面目な文化なんか知らん、というふうでありながら、クソ真面目にその世界を伝えようとする熱意がいい。そして落語自体が、その場、その時で噺家の判断によって変化しうる言葉、つまり相手があっての芸、対話することで成り立つ芸、わかってくれるということは笑ってくれるということでそのやりとり自体が命みたいなものである、というそのあり方。彼、瀧川さんと寄席の後にいろいろ話していてわかったことなのだ。こんなに若い人で、こんなに上手く落語世界を表現してくれて、と感心している。

これから定期的にばおばぶで、瀧川鯉丸さんのお噺会をやることにした。たまたまこの霜月が初回だったので、これからも立春、立夏、立秋とそれぞれ立つ日の月に行いたいと大まかに決めた。初回を取り決めたのも一秒かからなかった、と紹介してくださったけど、やはり続けて聞かないことには、というお話もあったので一秒で決めた。ばおばぶ寄席を名物にしたいものだ。

Nob.